ドラフト会議

高校野球を始めて、自分の能力がプロ野球のそれには遠く及ばないことをなんとなく悟った。

身体的にも、技術的にも。

今となっては、もっとああいう練習をしておけば良かった、こうしておけば良かったなどもあるけれど、当時は当時で必死にやっていたと思う。

幼い頃から、ほとんどの選手は「プロ野球選手」に憧れる

しかし、どこかの段階で「自分には、無理ではないか」と思う時が来る。

そして、諦める

諦める事は別にいいと思う。生きていく中で、違う選択肢を取るという事だから。

だけど、本当にプロ野球選手になりたいのなら、その時に実力が伴わず、周りから「お前が行けるわけない」と言われても目指すべきだと、今回のドラフトを見て思った。

何故なら、プロになるかどうかではなく、自分で決めてそれを本気で目指した日々は絶対に素晴らしいものだからだ。

これは何も、プロ野球だけに当てはまるものではない。

僕たちはどこかの段階で、「どの程度の人間であるか」周囲からレッテルを張られ、その通りに行動する。会社ならどれぐらいまで昇進しそうなのか、恋愛ならどれくらいの異性と釣り合うのかなど。

自分の考えではなく他人からの「あいつはだいたいこんなやつ」というイメージ通りに振る舞ってしまう。

そして、そこから少しでもはみ出すと「生意気」「調子に乗っている」などと思われる。というか僕はそう思われていると思ってしまうタイプだ笑

僕たちは、飛び抜けた人には「嫉妬」しない

自分でも本気を出せば出来たことを諦め、近くの人間がそれを達成してしまった時に嫉妬する

逆に言えば、嫉妬は「自分が本当は達成したい事」を教えてくれる。

結局、何が言いたいかというと

自分が本当に目指したいものがあるのであれば、周囲に囚われず、それを目指すべきだという事。そして僕はそういう選手の可能性を 1人だけでも信じてあげられる存在でありたいという事。自分に対しても本気でやってみようと思えることがあれば思い切ってやってみようといえる自分でありたいと言うこと。

間接的に知っている選手が指名されて、そんなことを思ったドラフト会議でした。

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